記事の詳細
リンクの色を変えたら、売上が上がったというお話。

こんにちは。よっしーです。昨日の愛媛は、激しい風雨と落雷で大荒れの天気でしたが、みなさんのところは大丈夫だったでしょうか?
落雷が鳴りはじめるとすぐに「停電」にならないか心配します。仕事がまったくできなくなってしまうからです。最低限、いきなりの停電でデータが消えないように、こまめな保存は心がけるようにしていますが…。今日の話は、そんな下りとは全く関係のないリンクの文字色についての内容です。
WEBデザインと紙のデザインで決定的に違うのは「ページ遷移」を想定しているかどうか、にあると個人的には考えています。(もちろん、もっとほかの要素もたくさんありますが…)
見た目がいくら綺麗でも、デザインのインパクトがあっても、こちらが見せたいページ、あるいは来訪者が探しているページを自由に行き来できなければ、まったく意味はありません。
紙の場合は情報を見るための「移動」手段は、ページをめくるか、あるいはチラシを裏返すかくらいしかないので、説明の必要はありません。ただ、ウェブサイトの場合は、ページ移動の方法は多数存在します。シンプルなテキストのリンクでも
ココ と ココ がクリックできますよ。
と、いちいち説明することも、容易にはできません。来訪者が「感覚的」に見てマウスを動かすだけで、移動できるような配慮がウェブデザインにも、当然求められてきます。
一般的に、文字のリンクは「青色下線」が王道です。Yahoo!などはオンマウスすると、青色の下線が表示されてクリックできる箇所を明示してくれていますね。基本的に来訪者が「リンクである」と認識できる配慮「色や下線、オンマウス時の表示」がされていれば、大きな問題にはなりませんが、サイトを作る側・見せる側には、はやり配慮が必要です。
このブログを書くきっかけになった話が Markezin(マーケジン) にて紹介されていました。
リンク色の変更で年間売上高8,000万ドル増も!
Webデザインで変わるユーザビリティ向上4つのポイント
http://markezine.jp/article/detail/16696
要点だけお話しすると、マイクロソフトが従来使っていたリンク文字色の青を 「#0033cc」 に変えたところ年間売上高が8,000万ドルアップしたという逸話があるそうです。
(具体的に何をどうして売上が上がったかは、この記事から知ることはできませんでしたが…)
ちなみに現在は 「#0044cc」 に変更されているそうなので、こちらの色の方がクリックされる率(あるいは成約・資料請求に至る率)が高いというジャッジして変更されていることと思います。
私たちは、ココまで細かい仕様変更にあわせた効果検証を行うことはできませんが、まずは自社のサイトのクリックが分かりやすいかどうか、改めて見直してみることくらいはできると思います。
作り手はどうしても「自分」の経験や知見に頼りがちですので、こういう情報に触れた時こそ、自分の中の基準を見直すきっかけにしていきたいものです。